第4部 寺院大図鑑 248頁 掲載
水尾山(みずおさん)
補陀落寺(ふだらくじ)
 
住所
〒671−2106
兵庫県姫路市夢前町莇野2022
 
連絡先・URL
TEL 079−336−2334
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御本尊
十一面観世音菩薩
  脇士 毘沙門天・不動明王
 
御詠歌
ありがたや みづののやまのくわんぜおん
              ひぶせたまふぞ あらたなりけり
補陀落や いまひとほしの いろやます 
              たかきみやまの まつのときはも


縁起
 冷泉天皇の御代、性空上人が当山において観音の尊像を刻み、寺堂に安置し、日夜法華経を読誦されたのをはじまりとする。後天禄二年(971)に伽藍を建立し、補陀落寺と号した。文明四年(1472)兵火に罹り、堂宇はもちろん寺宝旧記等悉く焼失し、一時は中絶の姿であったという。享保二年(1717)快翁和尚が中興し現在に至る。書寫山圓教寺の末寺である。山号はもと篠原山と称したが、書寫山本堂再建の際に材木が不足していたのを、当山に良材があるので、これを運搬することになった。しかしこれは困難を極めた。この時不思議にも雷雨となり大水溢れて、遂に書寫山西麓までこれを流出せしめたいう。故に中興以後「水尾山」と改称したという。
 本堂は、県指定文化財に指定されている(昭和56年)。又、自然環境保全地域に兵庫県より指定された(昭和50年)。




年中行事
 4月16日  聖天祭
 8月 9日  四万六千施餓鬼会
 12月  天台大師講会
地図

交通機関
 姫路駅より神姫バス 四辻経由山崎行にて四辻で下車四辻よりタクシーで五分
 
 
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