第4部 寺院大図鑑 238頁 掲載
福壽山(ふくじゅさん)
圓藏寺(えんぞうじ)
 
住所
〒671−2201
姫路市書写1794
 
連絡先・URL
TEL 079−266−2263
FAX 079−266−2263
メール
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御本尊
六臂如意輪観世音菩薩


御詠歌


縁起
 当山のある書写坂本は古くは渡来人の里としてまた平安時代以降室町時代にいたるまでは書写山圓教寺の門前町として栄えました。
 特に室町時代には、守護赤松氏が播磨一国を治めるための政治経済的拠点としたため、大変なにぎわいをみせました。そのにぎわいの様子は「坂本和市」と称され、たくさんの市がたち、多くの人たちが往来したようです。
 そのような書写坂本の真ん中に位置するのが当山です。古書によれば、寛和元(985)年、圓正が開基となり、創建されたと伝えられています。その後室町時代、戦乱による兵火で衰徴。江戸時代には、書写西坂本土井山の麓の圓蔵寺境内地にあった大歳神社の別当寺でもありました。また安政年間には住職 澄慶和尚が寺子屋を設け、庶民教化に力を注ぎました。
 明治時代には政府による神仏分離令により大歳神社は日吉神社に合祀される等、衰徴しましたが、明治30(1887)年住職圓山快彦和尚により本堂・庫裡の修改築がされ、面目を一新。
 平成6(1994)年 住職 圓山廣義和尚は、新たに庫裡を新築し、本堂以下の諸堂を御内仏として安置、それにともない、旧本堂・庫裡は解体されました。
 平成18年4月より境内に幼児教育施設である書写寺子屋学院が新設されて地域の保育・幼児教育機関として、にぎわいを見せはじめています。




年中行事
 春秋の彼岸会
   仏生会(花まつり)
地図

交通機関
JR姫路駅より神姫バス書写西住宅行きで東洋高校前(東洋大姫路)下車 徒歩5分
 
 
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