第1部 寺院大図鑑 046頁 掲載
吉祥山(きっしょうざん)
多聞寺(たもんじ)
 
住所
〒655−0007
神戸市垂水区多聞台2丁目2−75
 
連絡先・URL
TEL 078−782−4445
FAX 078−782−4449
メール
ホームページ

御本尊
毘沙門天(秘佛)


御詠歌
よろずよの 願いをここに かきつばた 
          だいじだいひの たもんでらかな


縁起
 当寺は平安時代貞観年中(西暦860年代)第56代清和天皇の勅願によって天台第四祖慈覚大師の創建、大師一刀三礼祈念ご自作の毘沙門天尊像の御胎内佛に当地芦中から出現の金銅毘沙門天を納めて安置されたのが御本尊である。寺伝によれば花山法皇、後鳥羽院をはじめ源義経、頼朝等朝野の崇敬が厚かった。その最も隆栄をきわめた頃には古記に「古者金堂講堂食堂鐘楼堂経蔵塔婆四面廻廊二階楼門鎮守拝殿坊舎二十三坊下僧四十坊十王堂文殊堂等云々」(延宝8年の記録)と本尊の霊験の伝へるところ枚挙にいとまなしとあるが、年月うつり兵火天災にかかり今は僅かに本堂阿弥陀堂鐘楼仁王門本坊が存在している。寺歴は幕府朱印書二十七石明石八山の一に列し、明石西国第29番霊場及び神戸十三佛霊場第10番に列なり参詣者が絶えない。應永12年製作の金剛力士像二体破損に及び昭和62年から大修理と並び天明4年再興の仁王門を再建平成元年5月完成落慶して寺観一新して現在に至るものである。




年中行事
1月元日〜5日初夜 修正会結願法要、初夜導師敬礼法牛玉加持 
2月  節分会、厄除護摩供 
5月第2日曜日  観花会、大般若転読会、境内心字池のかきつばた満開、詠歌法要、野点茶席 
8月23日  地蔵盆、詠歌法要 
例月 3日  本尊縁日息災護摩供 
例月 第2,第4月曜日 法儀声明研修会
随時 詠歌会、止観会、写経会、仏像拝観 
除夜 百八鐘(午後11時から) 
地図

交通機関
JR舞子駅・山陽電鉄舞子公園駅・地下鉄学園都市駅より神戸市バス・山陽バス(54)系統にて多聞寺前バス停下車・徒歩2分
自動車 第二神明 高丸I.Cより側道を西進・大蔵谷I.Cより側道を東進 舞子多聞線北上1500m
 
 
前の寺院 五十音順別一覧 各部選択画面 次の寺院