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第6部 |
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寺院大図鑑 324頁 掲載 |
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釈迦牟尼如来 |
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圓龍山正福寺は春日町下三井庄(しもみのしょう)のやや北に位置し、高さ七〇メートル程の独立した丸い山の頂に建っている。圓龍山の山号もそうした地形から取ったものか、地元の人達はこの寺を「まる山」と呼んでいる。本尊は釈迦牟尼如来で、境内には阿弥陀堂や淡島明神等が祀られる。
正福寺創建以前の戦国時代には、小田五郎左衛門尉という豪族が山の上に城をかまえて勢力を振るっていた。周囲にきつい傾斜をもつ丸山は、まさに自然の城塞を成していたのである。しかし小田氏は明智光秀の一党との対立で、一子を残して滅んだといわれている。
そして元和の頃、仏教信仰の篤い萬吉大徳が正福寺を開基、その約五〇年後の延寶三年(1675)、僧了海によって独立した寺として整備が行われた。天明三年(1783)に一度本堂を焼失したが、寛政三年(1791)、実相和尚が再建。今もなお椎林や銀杏の大樹に囲まれ、寂として佇んでいる。 |
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1月 2日 |
年頭会 |
5月第1日曜 |
花まつり法要 |
8月14日 |
施餓鬼法要 |
12月初旬 |
大師講(天台大師法要) |
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