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第5部 |
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寺院大図鑑 284頁 掲載 |
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聖観世音菩薩 |
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当山はその創建を智静法印に委ね昭和の初頭とするものである。時恰もようやく東の方白み初めし頃俄に観音菩薩のご霊現にまみえしご威徳によるものと伝う。ご安置し給うご本尊のご効験はとみに洽ねく人世にひろまるところとなり、あらゆる手立てをつくして信者を守り救いとるという古往今来のお慈悲をもって日々の苦悩諸難の消除はもとより富貴繁栄に至るまですべての願望悉く成就のご利益を垂れ給いしという稀代なる御尊である。惜しむらくは時代の推移と共に諸般の事情に依ることながら少しく衰うるところとなり、今は一堂宇のみを残してとどめている。
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