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第4部 |
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寺院大図鑑 262頁 掲載 |
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雪彦山(せっぴこさん) |
満願寺(まんがんじ) |
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〒671−2102 |
姫路市夢前町新庄983 |
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TEL 079−336−1381
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ホームページ |
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釈迦如来(本堂)
十一面観世音菩薩(観音堂) |
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よもやまの ゆきをながめのちんごじに
のぼればひびくたにのみずおと |
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満願寺は推古帝の御代(592〜628)に法道仙人の開基と伝えられている雪彦山の麗にあった 満願舎にはじまる。法道仙人が雪彦山洞ヶ獄で修行され栴檀の霊木で十一面観世音菩薩を彫まれ、
洞ヶ獄に権現の本地佛として安置し祈念する堂塔も新たに建立して雪彦山金剛鎮護寺とされた。天 安2年(858)に玄常仙人が満願舎の流れを汲んだ寺として、ここ新庄の地に龍珠山満願寺を建
立し、釈迦如来を本尊とする檀家寺として衆生化度にあたられた。応永年間(1394〜1427 )に雪彦山の鎮守白山権現の新庄への分霊が許され、円山神社が創建された時には、白川権現にな
らって満願寺別院の金剛寺を建て社僧を配するなど、南北朝の頃(1336〜1392)には別当 寺院が十三坊にも達する程の神佛一体の一大総合霊域を誇り盛大を極めていた。
その後、たびたびの災禍により寺堂・宝物類が次第に失われていき、明治(1868)の神佛分 離令に基づき寺領は社領へ移譲され、排佛毀釈により寺院規模の縮小化の方向を余儀なくされた。 この時に雪彦山金剛鎮護寺も廃寺となり、鎮護寺に安置されていた播磨西国観音霊場第13番の
十一面観世音菩薩が脇士の毘沙門天・不動明王を伴い観音堂と共に満願寺に移され、山号も龍珠山 から雪彦山と改められた。
明治30年代半ば(1902?)の大火災により、ご本尊の仏像類を持ち出すのがやっとで、庫 裡の一部と観音堂・弁天堂・鐘楼がかろうじて残り、過去帳等の諸記録類はすべて消失してしまっ
た。
昭和20年(1946)の農地法の実施で寺の田畑も無くなり境内地のみの規模となった。現在 の本堂は昭和2年(1927)に完成した。平成9年(1997)には、境内地に存在していた埋
葬墓地を整理し、霊標墓地とした。現在の庫裡は平成14年(2002)に完成した本格的寺社建 築様式である。
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1月 1日 |
不動明王護摩祈願 |
5月 8日 |
花まつり |
8月24日 |
施餓鬼会・水子観音供養会 |
12月第1日曜日 |
大師講・無縁経 |
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年中農業民俗資料館開館 |
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播磨西国十三番霊場受付 |
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大阪駅西口より中国縦貫バス津山行き急行で夢前(ゆめさき)バス停下車 タクシーで5分(大 阪発は30分ごとに発車 夢前まで1時間50分 タクシーは近くにあります)
姫路駅より神姫バスにて前之庄行きか山之内行き乗車 前之庄行では終点下車(姫路より40分 )タクシーで5分、山之内行では上新庄で下車(姫路より50分)橋を渡って西へ徒歩7分(80
0m)(前之庄行きはバスの回数が多い)
自家用車及び観光バス 中国縦貫道の福崎I・Cより県道で西へ7km・前之庄から山之内方面( 北)へ入り桜橋を渡って西へ500m北へ1km(前之庄より4km)高台にすぐ見える寺 |
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