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第1部 |
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寺院大図鑑 064頁 掲載 |
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梅松山(ばいしょうざん) |
神宮寺(じんぐうじ) |
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〒659−0021 |
兵庫県芦屋市春日町1番3号 |
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TEL 0797−23−0023
FAX 0797−23−0023
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十一面観音 |
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当地は古代、都から西国へ至る街道が、初めて海に出る浜港として、交通の要衝となっていた。その賑わいぶりは古墳の多さからも推察される。
そして平安時代の初め、平城天皇の皇子阿保親王が、当地に別荘を作りやがて彼の陵墓が当寺の北側に作られた。これが当寺の成立と関係があるものと思われる。
その一つとして、ご本尊について、この様な寺伝が伝えられている。
平安時代後期(寛和2年=西暦985年)に天台の高僧、恵心僧都が在原業平の旧跡を訪ねて当地に来たり、業平の父、阿保親王の陵墓に参拝した際、当堂が荒廃していたのを嘆いて、木像を刻んでお祀りしたといわれている。
像は木彫寄木造りで、高さ114cm、蓮台上に直立したお姿は、藤原期彫刻の様式が見られ、拝する人の心をとらえる。
しかし、交通の要衝であったため、中世以降は多くの戦乱に捲き込まれ、また明治の廃仏毀釈で無住となったり、近くは第二次大戦の空襲や震災等の災害で堂宇も失われたが、ご本尊は奇跡的にご無事であり、千年の時を越えてその優美なお姿で、慈愛の心を示されている。 |
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・電車及びバス 阪神電車「打出駅」より北へ徒歩5分
・JR「芦屋駅」より東へ徒歩15分、阪神国道バス「山打出」バス停より東へ徒歩3分
・乗用車 阪神高速芦屋出口を降り右折、北へ約5分、国道2号線に至り左折、山打出交差点手前約10m BMW服部モータース西側 |
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