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大講堂−釋迦三尊
摩尼殿−六臂如意輪観世音菩薩
開山堂−性空悉地菩薩
他 |
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西国第二十七番
はるばると 登れば書写の山おろし 松のひびきも 御法なるらん
播磨西国第一番
なにごとも 心にかなう山なれば これもほとけの 圓教寺かな |
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圓教寺は、釈迦如来を本尊とし、康保三年(九六六)性空上人によって創建された。性空上人は、敏達天皇の子孫橘諸兄の五代目にあたられる。この山に登る者は、菩提心をおこし、峰に住む者は、六根を淨むという文珠菩薩のお告げによって入山された。天元元年(九七八)第三霊地、白山権現の地で六根清浄を得られ、永観二年(九八四)には、夢の中で金剛薩唾にあわれ、両部の印明を受けられた。その後、書写の聖・性空の名は、都にまでとどき、上人の名は、一躍有名になり、多くの人々が、御利益を得ようと山に登った。花山法皇は二度も御来駕になられ、後白河法皇も七日間参篭され、後醍醐天皇は隠岐の島より御遷幸の際一泊された。このように多くの信仰を集め、善男善女の参詣や多くの僧侶の修行の道場として栄えた。国指定重要文化財の建造物八棟、仏像八体。県指定文化財は、仏像一体、建造物(詳細 建造物10棟・笠塔婆1基・銅鐘1口)等八件。市指定文化財二件。境内地は、国の史跡に指定されている。
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