第3部 寺院大図鑑 206頁 掲載
國府寺山(こくふじさん)
仁積寺(じんせきじ)
 
住所
〒679−2144
兵庫県姫路市香寺町中屋146の1
 
連絡先・URL
TEL 0792−32−0449
FAX 0792−32−0449
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御本尊
聖観世音菩薩


御詠歌
大銀杏 一石一字の 法華塔 むかしを偲ぶ 國府寺の山


縁起
仁積寺は、三條天皇の長和年中(1012〜1016)寂心上人によって開基された。一條天皇の正暦年中(990〜994)に八葉寺を再建された寂心上人は、約二十年後に中屋一円を信徒として建立されたのである。(神崎郡誌による)
 その後桃園天皇の宝暦年間(1751〜1763)に、八葉寺住職快昌法印と、当時大庄屋であった犬飼村の住人「喜多野八郎右衛門範愈」とが協力して、現在の一宇を建立し今日に至っている。範愈は、代々喜多野家の菩提寺とするよう定めている。
 ご本尊は、恵心僧都の作と伝えられる聖観世音菩薩である。
 寺の境内には、樹齢三百年といわれる大銀杏があり、昔から里の人々に実りの秋を知らせている。又、墓の中央には「一石一字法華塔」と刻まれた範疇夫妻の墓がある。寺子屋で手習いを受けた弟子達が、般若心経を一石に一字を刻み、俵に入れて墓石の下に埋めて供養したと伝えられる。




年中行事
 毎月17日  喜多野範愈・範疇の供養
 5月 8日  花まつり
 5月10日   祠堂経
 8月 9日  施餓鬼法要
 12月18日  大師講
地図

交通機関
 バス 姫路より30分
 JR 播但線香呂駅より10分
 
 
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