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千手観世音菩薩 |
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まんぼうをあつめおきぬるふこうじの ほうらいさんにあうぞうれしき |
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白雉二年(651)法道仙人によって開基。法道仙人が山に登った際、妙法の声を聞き、ここに伽藍を建立し孝徳天皇の勅願によって蓬莱山普光寺と号した。播磨六山の一つに数えられる古刹である。
聖武天皇や花園天皇、姫路城主池田輝政公等の崇敬が厚く、隆盛を極めたころには一山に六院八坊があり、末寺も十寺を数えた。
境内には今でも下坊、谷の坊、中正坊、日向坊、南坊、動明坊、常住坊等の地名が残っており、仁王門の外には『金輪聖王下馬』の石碑が昔の繁栄を物語っている。
徳治元年の火災、天正十年の兵火によって堂宇僧坊ことごとく灰燼に帰したが、中興開山空けい上人によって堂塔を再建し、徳川家より朱印五十石を下賜された。
その後、昭和十三年、修正会鬼会式のあとの松明の不始末により焼失、その後、仁王門の改修、庫裡の改築、本堂及び鐘桜堂の再建等現在の境内整備がなされた。
また境内全域が、自然環境保全地域に指定されている。
播磨西国十七番札所でもある。
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