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| 第3部 |
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寺院大図鑑 160頁 掲載 |
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| 久斗山（くとうざん） |
| 長円寺（ちょうえんじ） |
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| 〒６７５−２３５１ |
| 加西市福居町３２８ |
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ＴＥＬ ０７９０−４２−４９８８
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| 十一面観世音菩薩 |
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| あなとうと 佛のちかい長円寺 参る功徳は後の世の為め |
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長円寺は天台宗に属し、比叡山延暦寺を総本山としている。当時の御本尊は秘佛十一面間観世音菩薩脇侍に不動明王と毘沙門天の像である。当寺の縁起は古く白雉元年法道仙人の開基と伝えられ、当寺は、坂田之庄久度山寺と称し隣接する坂元町に坊を置き門前村としたが、たびたび火災で焼失その都度伽藍の規模が縮小された。正暦元年、法華山より長円上人が荒廃に帰した当山を再興した九間四方の本堂及び七堂伽藍を建立し一大道場とした。この時寺号を長円寺と改めた。しかし天正十五年正月の兵火にあい堂塔伽藍は全焼し後延宝六年実運上人が三間四方の本堂と太子堂、大日堂を建て今日に至る。また当寺には赤松政則公の供養塔がある。赤松氏の中興の英将であるが明応五年二月当山近くにて遊猟中病死す。本堂の背後の丘に苔むした五輪塔群がひっそり建っている赤松政則公の供養塔である。
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