第2部 寺院大図鑑 114頁 掲載
太平山(たいへいさん)
龍蔵寺(りゅうぞうじ)
 
住所
〒669−2462
篠山市真南条上1474番地
 
連絡先・URL
TEL 079−595−0314
FAX 079−595−1037
メール ryuzouji@abelia.ocn.ne.jp
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御本尊
千手千眼観世音菩薩
■御脇仏 不動明王 毘沙門天(三尊仏形態)


御詠歌
雲深く龍も蔵れて護るらん 利生も高き法のみ山を


縁起
 今を去る大化年間(西暦645年)印度渡来の法道仙人に依り開かれ、人里離れた修験道の霊地、僧侶養成道場となる。縁起には「仙人が山中の忍滝で修行せられていた時に、倶哩伽羅、大竜王が顕現し竜珠を示し『これは是れ仏法弘通の重宝万民快楽の妙珍なり。この山に永く蔵して鎮護国家の霊場とせよ』と言い姿を消した」と寺名の謂れがある。栄枯盛衰を重ね、山中には諸堂の石垣が目を見はる。平安期より天台宗風を護持し豊臣太閤時に御朱印を賜り、徳川二代将軍から山林を知行寄附され、篠山城主の信仰も厚かったことが現存する寺宝物類からうかがえる。丹波の国四ヶ中本山、多紀三山の一。明治以降衰退し、諸堂の仏を集め今の観音堂に安置した聖観音、十一面観音、西国三十三観音霊場、行者尊など。本尊は千手千眼観音、薬師如来、阿弥陀如来、不動尊、毘沙門天、歓喜天、勝軍地蔵、子育地蔵、蔵王尊、文殊菩薩、大黒天、弁財天等多くを祠る。寺院活動のテーマは「人間の生きる道を求め、仏心を解発する場」である。四季景勝の境内は青少年の心身の練成の場と、また、心身のハンディキャップを持つ人たちの療育の場として福祉の役割を荷っている。尚境内に京大地震観測所があり、丹波・但馬・丹後の地盤を観測する。




年中行事
正月  修正会・聖天供・三千仏礼拝・新春登山他 
2月 3日  節分星祭祈祷 
2月24日  勝軍愛宕地蔵尊春季大祭 
4月 8日から1ヶ月間  釈尊カン仏会 
8月24日  勝軍愛宕地蔵尊夏季大祭・施餓鬼法要 
11月14日  子育地蔵尊大祭 
12月末  除夜の鐘 三千仏礼拝 
毎月初月半  聖天浴油供厳修 
毎月24日  愛宕山勝軍地蔵尊法要 
  年間で青少年野外活動、心身障害児者療育活動 
  人生相談所開設(常時) 
地図

交通機関
JR福知山線篠山口駅(6km)又は南矢代駅下車(4km)
神姫バス 篠山方面より龍蔵寺口駅下車(1.5km)
 
 
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